PCについて その2

・ストレージ

最後にストレージ、SSDやHDDといったデータの保管場所となるパーツです。
SSDアクセス速度が速く、DAWや音源自体の起動がスムーズになるので、たくさんのソフト音源を切り替えるような時に重宝します。

ただ、これはそこまで重要視しなくても構わないかもしれません。
というのも、作業時間は鍵盤などを弾いて悩んだり、楽譜を打ち込んだりしている時間が大半を占めるので、影響が少ないのです。

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一方、容量はどの制作でも重視することになると思います。
DTMはソフト音源やエフェクトのインストール、作業途中のファイルや各フォーマットに合わせた出力ファイルなど、容量を使っていく作業が思いの他多いです

また過去に制作した楽曲や収集したサンプルなどは、日常的に使わず保存しておくため、復元できる可能性の高いHDDなどが適しています。

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これから先、新たなストレージが出るかもしれませんが、
DTM中での使用シーンを考えて、バランス良く選ぶことが大切です。

OSなどの日常的に使うシステムはSSD、ライブラリなどのデータ倉庫用途はHDD、という形が多いようです。

・MacとWindows

DTMの黎明期は機器の充実度から、プロ寄りになるほどMacで揃えて制作するのが一般的でした。
現在は業界の規模拡大、技術向上によって二者の環境差は薄くなっています。

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新しい機材やソフト音源のリリースは両対応で行われることがほとんどです。
制作上どちらかでしかできない難しい表現、というのはそうそうないので、機器の対応がなされているか確認ができれば、好みで選んで問題ありません。

・32bitと64bit

気を付けておきたい点として、OSのbit数があります。
DTMの環境はPCの性能向上に伴って、その要求も高くなっていっています。

32bitでは使えるメモリ量に制限がある上、長い付き合いになることを考えると、わざわざ採用するメリットは特にありません。
なるべく64bit、新しいほうの環境を用意しましょう

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