インターフェースについて その2
・種類とIn、Out数
最も大きな指標になるであろう部分です。
プラグの種類はマイク用のXLR、劣化の少ないS/PDIF、民生用に広く普及しているRCA、MIDI、フォーン(このミニサイズの3.5mmが携帯用で普及しています)などがあります。
基本的に使用する機材に合わせていけば大丈夫ですが、変換用のプラグも売られています。
In、Out数はモノラル基準で計算されています。
たとえば「In4、Out6」の場合はステレオに換算すると「In2ペア、Out3ペア」となります。
ライン出力、ヘッドホン出力の違いはインピーダンスの項目で解説致します。
・バランス、アンバランス
バランス、アンバランスというのも頭に入れておきましょう。
バランス(TRS)は3種類、アンバランス(TS)は2種類の信号をやりとりするもので、どちらも返ってくる信号は1本です。
アンバランスは元の信号をそのまま送るので計2種類ですが、バランスは逆位相の信号も同時に送るため3種類になります。
これにより、途中でノイズが入っても、音の出力時に逆位相のものを反転ミックスし、重ねることによって打ち消すことができるため、ノイズに強くなります。
アンバランスは元の信号だけなので、ノイズの影響はそのままになりますが安価に作ることができます。
以上の事から、信号方式、構造の違いということがわかります。
バランスはノイズを軽減する必要性の高いマイクやシンセサイザーなどのケーブル、アンバランスはヘッドホンなどのポータブルステレオや安価なケーブルとして使用されています。
民生用のオーディオ機器の入出力は、大抵フォーンかRCAのアンバランス基準で作られています。
アンバランスのノイズに弱い点は、ケーブルが10m単位で長くなったり強い電磁波を発するパーツが近いと影響が出るもので、個人の規模では起こりにくいです。
回路の費用や品質を考慮すると、バランスが必ずしも高音質とは言えないのが実情です。
実際バランス方式製品は高額であったり、品質を見分けるのが難しかったりします。
バランスアンバランスや種類が違うと、音が痩せたり故障の原因になったりします。
形状が同じで差し込み可能な場合もあるので、ケーブルと共に購入の際は注意しましょう。
フォーンは混在、XLRはバランス、RCAはアンバランス、楽器のフォーンはほぼアンバランスでしょう。
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