PCについて その1

DTMをするにあたって、必ず必要なのがPCです。

PC自体メーカー製のものでも機種が多く、BTOや自作などもあるため、個体の性能は千差万別です。
「この性能がないとDTMは全くできない!」という絶対的なラインは存在しないのですが、DTMに向くセッティングは確かに存在します

ここではそれを目指すために、見極めるポイントをご説明いたします。
ぜひ、予算内で適切なマシンを選びましょう。

・DTMでのCPU、メモリ、ストレージの使い方

まず、DAWで実際に音楽を制作している時の各パーツの状況を見てみます。

・CPU

CPUはPCの頭脳と言えるもので、演算能力の高さが決まるパーツですが、音楽制作をしている時はこの能力がかなり活用されています。

実際の楽曲では複数の音源やエフェクトを同時に使うことになるので、その分だけ演算能力が必要になります。
鳴らしていない時でも、入力が行われれば音を鳴らす「待機状態」で働いています。

余裕をもった制作をしたいなら、物理コア数の多いものを選ぶのが安全でしょう。

enviroment1

演算能力が足りなくなると、不快なノイズが発生したり音ズレが起こるようになります。

文章作成やブラウザなどのアプリではCPUをフルに使うことはほぼないのですが、音楽制作においては同時進行の演算が多くなるので、マルチコア性能が活かされます。

・メモリ

次にメモリですが、これは主に扱っているソフト音源に左右されます。
音質のいいソフト音源はそれだけ容量も大きく、有料音源には一つ立ち上げるだけで数GBもの容量を先に確保する、といったものも存在します。

しかし、メーカーもいきなりそういった要求をするわけではありません。
お試しや初心者用の音源では、使用容量をできる限り少なく仕上げた軽いものが大半になってます。

プロ用途を考えた音源でも、メモリ消費の少なさ、動作の軽さを売りにしているものもあります。

なので、最初は選んだCPUの価格帯で普及しているメモリ量を目安にしても、特に問題はないでしょう。

enviroment2

メモリが足りなくなると、DAWの操作自体が非常に重くなり、演奏もろくにできなくなります。
メモリは「フル作業時でも7割程度の使用が理想、足りていればいいパーツ」なので、頃合いを見て増設するくらいでも間に合います。

作業内容は腕の向上によっても変わるので、先にメモリが増設可能であるか確認しておくのがいいと思います。

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