MIDIキーボードについて

DTMにおいて、音楽的な入力装置の主戦力として活躍するのがこの機材です。
DAWの画面上で操作を行えば、PCキーボードとマウスだけでも不可能ではないのですが、鍵盤やつまみがあるとないとでは作業効率が格段に違います

・MIDIキーボード

初めて買うなら、まずはこちらをお勧めします。

鍵盤数は25~88、つまみの数などは様々ですが、基本的に多くなるほど高くなります。

25~37鍵は安価かつ省スペースで、和音確認、入力用、持ち運び用と割り切って使うタイプ。
49鍵以上は演奏用も兼ねるものとして選ぶのがおおよその目安となります。

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普通の音楽キーボードやシンセサイザーと違い、音源をつけなくていい分、メーカー側も安い価格で品を出せます。
販促用のDAWやソフト音源などがバンドルされていることも多いです。

全ての音域を補完する88鍵以外は、オクターブシフトが搭載されています。
これにより1オクターブ分ずつずらして入力することができます。

また、MIDIキーボードは鍵盤を抑えた時の速さを測定するベロシティ検知機能がついているので、PCキーボードにはできない強弱表現を打ち込むことができます。

ピッチベンド、モジュレーションも大抵のものについてます。

ピッチベンドは触らないでいるとメーターが中心に戻るもので、音程をリアルタイムにコントロールするのに使います。

モジュレーション
は戻る力のないメーターで、音源によって異なりますが、ビブラート調整やボリューム調整に使われたりします。

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これらを都度使うことによって、楽器の独特の演奏表現を行うわけです。

・DTMシーンにおいての実態

名前の通り、元来はMIDIという規格で接続していたキーボードですが、USBで接続するのが一般的になったので、MIDIポートがないものも少なくないです。
ただ、USB専用でも内部でやりとりしている楽譜情報はMIDIであるため、DTM界隈でもずっとこの名前が使われています。

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楽器を弾けない方は「必要ないんじゃないか?」と思われるかもしれませんが、むしろ弾けない人ほど必要です。
音程の位置関係の確認、ソフト音源やピアノロールとの視覚的な連動は、鍵盤が一番やりやすいのです。

メンテナンスも楽で、機材としてはDTM用に特化していますので、廉価なものでも一つはもっておくと環境が飛躍的に良くなります。

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