ミックス、各種エフェクト その1
この項目では、ミックスに使う各エフェクトの効果と、具体的な活用例を解説しています。
ミックスの目的、エフェクトの分類
作曲、編曲は感覚的なものもあれど、ほとんど基礎的な音楽理論に則っています。しかし、昨今クオリティが高いと思われる曲を作るには、ミックス、エフェクトの力が欠かせません。 生演奏主体のものであっても…
コーラス
汎用性が高く、目立たないながらよく使われるエフェクトです。使いすぎると「どの楽器も似た雰囲気の音」という印象を与えてしまうので、使うトラックを見極めるのが大事です。 ・効果について 原音をコピー…
フランジャー、フェイザー
モジュレーション系、特に「うねり系」と呼ばれることの多いエフェクトです。電子楽器の音に対してよく使われます。 ・効果について フランジャーは原音をディレイで遅延させた音に、フェイザーは位相シフト…
アンプシミュレーター
ミックス、各種エフェクト ~ アンプシミュレーター 宅録ギタリスト、ベーシストには欠かせないアイテムです。DTMのプラグインに置き換わっても、応用の利くとても便利なエフェクトです。 ・効果について 元…
サチュレーター
音に飽和感を与えるエフェクトです。言葉の使われ方が曖昧なところがありますが、製品はシミュレーターの1種として扱われています。 ・効果について テープの録音を再現したもの、チューブアンプの特性を再現…
ワウワウ
文字通り、音をワウワウさせるエフェクト。フィルター系として分類されることが多いようです。元であるギターのエフェクターのワウペダルは広く知られています。 ・効果について ペダルを踏み込むと高音域が…
ディストーション
歪み系エフェクトの代表格。アンプシミュレーターと重なっているところがあるエフェクトです。 ・効果について 仕組みとしては、回路で増幅した音を一定以上の電圧にさせないクリッピング素子と呼ばれるもの…
ビットクラッシャー
歪み系の中でも個性の強いエフェクトです。ビット深度を意図的に落とすことにより、レトロなサウンドを作り出します。 実物のエフェクターは存在しておらず、DTMならではのエフェクトと言えます。 ・効果につ…
リングモジュレーター
歪み系の一つではありますが、結構な変わり種です。ギターのエフェクターは希少で、アナログシンセサイザーで見ることの多いエフェクトです。 ・効果について 原理として、他のエフェクトは元の音をコピーし…
フィルター
空間、細部調整の目的も大きいのですが、こちらで解説します。実際の機能はワウワウ、イコライザと同系統の周波数関連のものです。 ・効果について 電気回路上の「濾波器」であり、特定の周波数帯を絞る目的…
トレモロ
ジャンル問わず、いろんな楽器で使われるエフェクトです。元からの奏法と加工型の2種類があり、適したものを選ぶ必要があります。 ・効果について 元々は演奏技法で、「同じ音を連続して小刻みに出す」という…
ビブラート
トレモロが音量であるのに対し、こちらは音程のエフェクトです。個別に用意しなくても、音源のプリセットの時点で適度にかかっていることが多いです。 ・効果について 音程を揺らすことにより、存在感を強め…
オクターバー
古典的なもので、表現の幅はあまりないですが特徴的なエフェクトです。効果を覚えやすく、使用した音もイメージしやすいエフェクトでもあります。 ・効果について 1オクターブ下の音を追加するのが基本的な機…
ピッチシフター
実物としてはギターのエフェクターやトレモロアームになりますが、DTMのボーカル補正プラグインも基本は同じ機能です。音楽的に入り組んだ表現を作り出したり、録音したものを修正するのに使います。 ・効果に…
アルペジエーター
音声加工のエフェクトではなく、単独のエフェクトとしては存在していません。シンセサイザーの機能の一つ、またはDAWのMIDIノート機能としてつけられています。 ・効果について アルペジオ、分散和音を自動で…
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