エフェクトの補足

エフェクトには細分化した名前や、あまり使われないものもあったりします。
その名前と用途をまとめておきます。

・ダイナミックイコライザ

supplemental1

扱う周波数を絞り、そこの音量をコンプレッサーのように適時修正をかける(ダイナミック)タイプのもの。
特定の帯域のピークを抑えたい時に使われる。

動作としては、ディエッサーやマルチバンドコンプレッサーがほぼ同じものとなる。

・グラフィックイコライザ

supplemental2

扱う周波数をある程度の間隔で並べ、視覚的に調整しやすくしたもの。
周波数を変更できないため、調整間隔は機材に依存する。
音響機器やプレイヤーについていることが多い。

・パラメトリックイコライザ

supplemental3

扱う周波数やQなどのパラメータを自由に設定できるイコライザ。
これとグラフィック表示を兼ねたものはパラグラフィックイコライザと呼ばれ、ほとんどのDAWに標準装備されている。

・○バンドイコライザ

パラメトリックの性能差を示し、周波数を調整できるポイント数を3バンド、5バンドと表記している。
動作は常に同じ修正がかかる(スタティック)タイプのもの。

・マルチバンドコンプレッサー

supplemental4

周波数を選択してかけられるコンプレッサー。
処理が重めで扱いも難しいが、特定の帯域の少ない音量を残しつつピークを抑えたい時に有用。

・エクスパンダー

コンプレッサーから派生した、逆の効果を持つダイナミクス系エフェクト。
小さい音をより小さく、大きい音をより大きくするのが基本機能。
ベロシティ、オートメーションの書き込みをしっかりしているとあまり出番がありません。

・トランジェント

プロセッサーなど他の名称が付属していることがあります。
外部からADSRのエンベロープを調整するエフェクトです。

・ダッカー

実際の効果はサイドチェインのコンプレッサーと同じ。
人の音声再生に応じてBGMを抑えるなど、特定の音に対応させて他の音をかがめさせる時に使うエフェクトをこう呼んだりします。

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