ピアノロールを使おう

DTM、DAWでは一般的なものですが、その利点と扱いを確認しておきましょう。

・初心者に易しく、汎用性も高い

ピアノロールの最も良い点は、記号を暗記しなくても視覚的、感覚的に記譜できるところです。

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記譜法にはポピュラーな五線譜の他に、タブラチュア、文字譜などもありますが、記号を全て把握しても物理的に書ききれなかったり読解しにくかったりします。

ピアノロールはそうした煩雑さや限界の問題が少なく、DTMでも非常に取り扱いやすいものになっています。
音楽理論を学ぶのなら、基準となる五線譜に切り替えましょう。

・発音タイミングの修正について

視覚的に把握できるので音の長さを調整しやすいだけでなく、クオンタイズを外して発音タイミングの微調整も簡単にできます。

少しだけ音の間を詰めて「逸らせる」、逆に間を伸ばして「もたつかせる」といった細かいテクニックをここから使えます。

生き生きとした曲にするために、メロディー、ハーモニー、リズムのどれでも使う機会があるので、試していきましょう。

ヒューマナイズといって、これらタイミングの雑さを織り交ぜる機能がDAWや音源に含まれていることがありますが、「機械が作るランダムさは必ずしも作曲者の意図と一致しない」ことは忘れないでください。

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また、「ハーモニーを理解する際は、低い音から順にしたほうが認識しやすい」という考え方があります。
低音担当の楽器を少しだけ前に、高い音を少しだけ後ろにすると、自然に聴き取りやすいかもしれません。

この発想を大きくすると、ギターストロークのようなアルペジオに繋がってきます。

噪音系のリズム音で、「低いものから始めて高い音でまとめる」のが拍を作る基本パターンになることからも、この流れは直感的に理解しやすい音楽性だと言えます。

・音程、音域の整理

重ねてレイヤー表示させると、被っている音程などをすぐ把握、修正することができます。

PCを使った記譜の強力な利点であり、移調楽器のような実際の譜面とは異なる音高となるようなものでも、画面領域が許す限りフラットに表示することができます。

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現代の楽曲は12等分されたクロマチックスケールで示されることがほとんどで、これら半音階を等しく扱うピアノロールはこれでの作曲に最適です。

現在のDAWは、歌詞や移調楽器に合わせたフルスコアを書けるようなものも多いです。
得意不得意があるので、必要に応じて選び、使い分けましょう。

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