VST、MIDIなどの頻出用語 その1
DTMでは他では見かけない専門用語がたくさん出てきます。
全てを網羅する必要はありませんが、よく出る用語の意味をまとめておきます。
・VST
Virtual Studio Technologyの略で、Cubaseを作ったSteinbergが策定したプラグイン規格。
具体的には、PC上で扱うソフト音源、エフェクトといったプログラムのルールの一種類を指してます。
DAWをWindowsで扱う場合は事実上標準となっている規格で、フリー配布のものも非常に多いです。
音源はInstrumental、エフェクトはEffectの頭文字をとり、それぞれVSTi、VSTeと区別されることがあります。
バージョンがあり、数が大きいほど新しく高機能が期待できます。
例えば、EDMで多用されるサイドチェインはVST3.0から正式サポートされています。
・AU
Audio Unitsの略で、apple社のプラグイン規格。
そのためapple製品に幅広く適合している、これも音源とエフェクトを分けてAUi、AUeと呼ばれることがある。
こちらにも当然バージョンがあります。
VSTに比べるとフリー配布のものはやや減るものの、製品は多く出ています。
DTMでソフト音源、エフェクトを使うならVSTとAUの2強になるでしょう。
・スタンドアローン
他のプラグイン規格だとRTAS、AAX、MASなどがあります。
これらはVST、AUと同じで全てホストとなるDAWに読み込ませて使うもので、プラグイン対応、つまりDAWがこれらのプログラムのルールを理解していなければ使えません。
これと反対に、DAWを必要とせずPCのOS上で単独で起動して動かせる形式をスタンドアローンと呼びます。
制作には使いにくいですが、演奏やパフォーマンスといった用途に効果を発揮します。
・インサート、センド
DAWのエフェクトを挿す段で使われる用語です。
インサート(Insert)→センド(Send)の順でかかり、インサートはトラック個別の音作りに、センドは共通エフェクト(リバーブなど)を複数トラックにかける場合に使われます。
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