新旧機材の取り合わせ その2

・キーボード、シンセサイザーは扱い方次第

新旧の影響が最も大きい機材だと思います。

古い機材の場合、耐久摩耗は当然として、メンテナンスや搭載している機能についても考えなければいけません。
古すぎたりメーカーが倒産していたりすると、部品の在庫がなく、メンテナンスの難度が上がります。

また、搭載できるメモリに限度があるので、古いほどいわゆる「時代を感じる音」だったりします。
特に他の楽器の音のリアルさを追求するのは厳しいでしょう。

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ただ、そういった限られたメモリに収めるために容量を削りこまれて作られた音は、「軽くて大袈裟すぎない音」になっている傾向にあります。

リアルさ、きめ細かさでは新しいソフト音源に敵いませんが、曲を補強したりシンプルさを前に出したりという異なった役割を担えるので、優劣ではなく別物として考えると有効に活用できます。

曲を作る際も、ミックスに注意すれば機材の年代は関係ありません
長く活動されている方は、あらゆる機材を「持ち武器」としていつでも導入できるようにしているので、古い機材をお持ちの方は定期的に動作チェックをしておきましょう。

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アナログ要素のあるシンセサイザーはその特性上、年代に関係なくソフトで再現しにくい音を引き出せます
ソフトの進化や最終的な曲の構成にもよるのでどちらが良いとは言えませんが、制作時点でやり方に少し差が出ます。

・MIDI機器周辺

MIDIキーボード、MIDIコントローラーは入出力機器であり、消耗品の側面が強いです。
他の楽器もそうですが、頻繁に操作する以上、その部品の耐久には限りがあります。

高級なものなら保守サービスとセットのものもありますが、ほとんどが初期不良対応、1年保証だと思います。
このようにリアルタイムで操作する必要の大きいものは、機能面以外、耐久性とそのコストで価格が決まっていると思っていただいて構いません。

中古品なども多く出ていますが、バンドルソフトのライセンスはまず使えないと思っておくのが無難です。
中古で出されるというのはそれなりの理由があるものなので、長く使いたいなら新品の中からサポートをよく確認して選ぶのをオススメします。

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MIDIモジュールは音源なので、古いシンセサイザーに近い位置となります。

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