メロディーに一工夫 その1

思うようにメロディーを打ち込んでみても、そのままではとても心揺さぶるような旋律にはなりません。
下書きした後本気で描くように、後からしっかり形を整える必要があります。

書きだした直後のメロディーはぶっきらぼうなものなので、そういうものだと認識してすぐに消さないでください。
そこから工夫することが大事です

ここからはその工夫の仕方、やり方を具体的に分けて解説します。

・ボリューム、エクスプレッション調整

管弦楽器やコーラス、サスティンのあるシンセサウンドなど、音量変化(Volume、Gain、Expression)がメロディーの出来を左右するケースは多いです。

音を伸ばした時は特にその変化が説得力となるので、メロディーを作る時はセットで考えたい基礎的な技術です。

記事「音の種類について」で解説しましたが、自由型の音(ヴァイオリンやトランペットのように任意のタイミングで音量を変化させられるもの)を出せる楽器は、この調整をやってこそ本来の表現力を発揮できます。

この調整はメロディーだけでなく、ハーモニーや曲全体の進行、ミックスにも関わってきます。
一通りメロディーが決まったら、積極的に使っていきましょう。

何回も「これは表現したいのと違う」となると思いますが、それを繰り返してイメージと実際の音を合わせる工程に慣れることが重要です。

・注意点

ボリュームの調整は主に2種類に分けられ、音源側のものとDAWのミキサーがあります。

数としては少ないですが、音源側のものは音量だけでなく音色を微細に変化させるものもあります。
曲中にコントロールしたい場合は音源側のものをオートメーションに割り当てて使いましょう。

DAWのミキサーは、編曲を終えたミックス段階で「変化しない元のボリューム」として使うと便利です。
役割を分けて使うことを習慣づけていると、過去の曲を作り直す時も迷うことなく快適に進められます。

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