メロディーを作ろう その1

曲を作りたいとなった時、メロディーからやりたい人は多いはずです。
その際の注意点と基礎を解説します。

・最初から頭の中で全部書き出すのは至難の業

頭の中に浮かんだ旋律を書き出したい、メロディーからの作曲は大抵このパターンでしょう。

それ自体は何ら問題ありませんが、たまに「頭の中で全部作り上げて後は打ち込むだけ、これこそが作曲」という考えに囚われている人がいます。
この考え方はハードルが高く、自分の首を絞めかねないので一旦撤回しておきましょう。

そこまで構成できるのは相当作曲に慣れているか、歌ったり演奏したりと音感の訓練を経てきたかのどちらかで、最後まで気力がもたない、頭の中の音と実際の音が一致しないという人が大多数です。

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想像は、不明瞭な点を都合よく補完してくれているものです。
実際の音にできないと伝わるものも伝わらないので、詰まった時は、鍵盤を試しに弾いてみて出てくる音に頼ることを躊躇しないでください。

完成した曲を聴いてみて、全部頭の中で作り上げたかどうかなんてわかりませんし、意図しない偶然から出る良い旋律もあります。
一つのやり方に囚われず、柔軟にアプローチを変えると良い結果が出やすいです。

・BPMと拍子を軽くでも書いておく

ある程度書き出したいメロディーが浮かんだら、BPMと拍子を考えて簡単なリズムを仮でいいので打ち込んでおきましょう。
いきなり音程を打ち込むより、まず合ったリズムをとるほうが失敗しにくいです。

拍子がまとまらない場合は、とりあえず強弱を意識しないよう同じものだけを打つと、タイミングをとりやすくなります。

バスドラム、スネア、ハイハットなどで、4分か8分で刻むと適合しやすいと思います。
そこに浮かんだメロディーを気の済むまで乗せて、後から小節の区切りを考えましょう。

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ドラムセットはメロディーから作る場合も調子を整えるのに必須なので、使い方を最初に覚えておくと役に立ちます。

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