メロディーを作った後

メロディーを作った後の、ハーモニー(コード)、リズムの作成工程を軽く解説します。

・ハーモニーをつけていく場合

メロディーをふまえて、和音(コード)を探していきます。
ピアノ、アコースティックギター、ストリングス、明るいシンセパッドなど、直線的で澄んだ音色だとやりやすいと思います。

まずは合う3和音から探していきましょう。
ポピュラーな音楽だと3、4和音と解釈されるものが多いですが、4和音以降は3和音に音を追加して性格を変えるものと捉えることができ、成分も被っています

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なので、とりあえずメロディーのイメージを損なわず増幅させる3和音が見つかればきっかけになります
最初のうちは多い和音はすぐに使えないと思うので、焦らず徐々に増やしていきましょう。

複雑な響きが欲しいなら直接4、5和音から探すのもいいですが、その場合はハーモニーから作曲する方向で進めるのが楽だと思います。
音の濁りが多くなるほど扱いが繊細になるので、それ先行で考えるほうが上手くいきます。

文章にするとややこしいものの、実際はメロディーを作れたら半分和音もできているようなものです。
合った和音というものは、ほとんどメロディーの構成音でできているからです。

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メロディーの構成音、使ったスケールを考えながら探すとすぐ見つかると思います。
見方を変えると、無意識に作った和音の流れの中からメロディーを取り出している、と捉えることもできます。

詳しいハーモニーの種類については「作曲、ハーモニーから編」の記事を参照してください。

・リズムをつけていく場合

リズムをつけるには大きく2種類あります。
ハーモニーを支える低音である低音系と、ドラムなどの噪音(そうおん、騒音ではなく音程を持たない音)系です。

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ベース系の場合は、曲全体を通して単音を鳴らしていることがほとんどです。
同じ和音中に一定の音程を4分か8分で刻むのが一番わかりやすいです。

工夫するとなると、ハーモニーとの兼ね合いや、拍の強弱、表裏を意識して第2のメロディーのように考えることになります。

ドラムなどの音は拍を考えながら打ち込みます。
バスドラムは小節の頭や奇数拍、スネアは偶数拍や小節の最後を中心に打ち、メロディーに合ったものを作れたらコピーして繰り返させてみましょう。

詳しいリズムの作り方については「作曲、リズムから編」の記事を参照してください。

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