メロディーを作ろう その3

先程のスケールについて、図でまとめておきます。
どういう仕組みか理解できていれば、どのスケールも自由に使えます。

・派生スケールの作り方(図はメジャースケール、CキーのものをDを使って派生)

keyboard9

・スケールのキー変更

keyboard10

・スケールは絶対ではない

理論の一部を一気に解説しましたが、スケールの音しか使ってはいけないというわけではありません
実際の楽曲は複数のスケールを織り交ぜて使っていたり、スケールの主音以外も効果的に放り込んでいたりします。

メロディー作成も、初心者が何も知らないままやると方向を見失って変なところに着地したりしますが、逆にスケールを使うと縛られすぎて単調でパッとしないこともあります。

compose_melody9

理論を知らなくてもできる人は多くいます
それは、これまでの音楽経験の中で、スケールの生み出す調性の感覚が知らないうちに身についているからです。
それがある場合は、その感覚に自信をもってメロディーを作りましょう。

理論関係は便利ですが、理解すれば曲が作れるといった性質のものではありません。
自分の好きな音、メロディーを見つけるというのは実に泥臭くて面白いことなので、がむしゃらな姿勢さえあればどうにでもなります。

・暗記いらずのやり方

専門用語、スケールの名前がたくさん出てきて覚えられない、と大半の方が感じたと思います。
スケールを覚えても、キーが変わるとどこなのかすぐにわからない」なんてのは当たり前です。

筆者も有名なものを少ししか覚えてませんし、全部覚える労力はプロの演奏者でもない限り無意味です。

そこでオススメなのが、「数字を記したシールを鍵盤に貼る」という方法です。

compose_melody10

スケールを調べて、キーを変えるのは簡単にできると思います。
使いたいスケールとキーが決まったら、主音にシールを貼ってわかりやすくします。
曲中や別曲で変更したくなったら貼り替える、単純な方法ですが実に効果的です。

メロディーを作る時、自分はこのスケールが好きで、この度数を多用する、というように詰め込み勉強せずとも自己分析できるようになります
楽に自由に作曲するために、利用できるものはどんどん利用しましょう。

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