更なるメロディーテクニック その2

・一部のハモリ

やや編曲のほうに足をつっこんでますが、よく使われる手法なので解説しておきます。
和音の度数を考えて音を追加することにより、メロディーが厚くなり、躍動感の生まれる手法です。

ジャンルを問わず広く使われている方法で、カラオケのコーラスや学校の合唱曲で簡単に確認することができます。
単独のボーカルや管楽器など実演が不可能な場合もありますが、DTMではいくらでも編集が利くので複雑な表現を編みだすことができます。

ハーモニー、和音との兼ね合いを考えながら作ると豪華さや曲全体の流れを増強できます
歌ものをやりたい方は特に使うことになると思います。

・他の技術について

他にメロディーに使えるテクニックとしては、以下のようなものがあります。

・グリッサンド

ピアノ、オルガン、ハープなどでよく使われる、一音を区切らずに短時間、連続で上昇または下降した音を鳴らす奏法
鍵盤の白鍵を勢いよく一気に横に弾いているのがこれです。

メロディー単体として扱われるケースは意外と少なく、後方で絶え間なく聴かせて目まぐるしさを表現したり、次の展開へのドラマチックな移行手段の一つとして使われることが多い。

・音源のパラメータ変化、ミックスからの変化

ボリューム(エクスプレッション)、ベロシティなどは共通の基礎的なものですが、これ以外にもオートメーションで変化させられるパラメータは音源に多く搭載されています。

キースイッチはアコースティック楽器音源の代表的なものですが、シンセサイザーにもLFO、VCO、といった代表的な設定項目があります。
原理の説明を時間をかけて読むより、弄ったほうが身につく場合もあるので、使いたい項目ができたらオートメーションに割り当てて使っていきましょう。

メロディーの音の質感自体を豪華に仕立て上げたい場合は、音源側の音色調整や、リバーブやディレイといったミックスの効果も必要になります。
扱うものが多くて大変だと思うので、一つ一つ確実に効果を理解して覚えることを心がけてください。

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