ソフト音源、エフェクトについて その2

・ソフト音源

手っ取り早く曲のクオリティを上げるなら、この中から有料のものを導入するのが簡単でしょう。

DAWの下位グレードや販促用、オマケとしてついてくるものに比べると、

・良い収録環境、奏者を用意し録ったものなので音色自体が良い
・扱っている楽器の種類、奏法が豊富
音色を調整し作りこむ機能が整っている

などの特徴があります。

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プロがコンペで不採用となった曲を、音源を変えて調整し直したら通った、なんて話もあるくらいです。

DAW付属のものは総合的な揃え方が多く、ジャンルに特化した表現をやるのに弱いところがあります。

・ヘヴィメタルをやるにはエレキギターやドラムの音が薄っぺらい、安っぽい
・管弦楽を組むには奏法が不十分
・コアなテクノを作るにはシンセサイザーの機能が足りない

といった点で、リアリティや表現の幅に影響します。

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作りたいジャンルが明確に決まっている方は、最初から専用のものを購入して慣れてしまったほうがやりやすいと思います。
料理にたとえると、音源は食材の部分で、それによってその料理(曲)の質、レパートリーが決まるようなところがあります。

未知のものが多く含まれていても、弄りながら勉強する教材として買うという手もあります。
好きなジャンルでも、最初から使用されている楽器や奏法を全て正確に把握しているほうが稀です。

実際、試行錯誤や挑戦が納得のいく曲作りに繋がります

・音源付属のエフェクト

また、高級な音源にはその楽器の音に対してよく使うエフェクトも備えられています。
オーケストラ音源に自然な空間を再現するリバーブ、エレキギター音源に各種アンプシミュレーターなどが代表的なものです。

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エフェクトを買う前に、音源の付属エフェクトや機能をよく確認しておきましょう。

楽曲制作では、このようなソフト音源を複数立ち上げることになるので、動作環境を確認し、余裕をもって使えるかを考えておきましょう。
デモ版もよく出るので、試せる場合は使ってみるに越したことはありません。

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