マイクについて その2

・周波数特性について

もう一つマイクの性能の基準として、周波数特性があります。
音域に対する感度の指標であり、幅が広く偏りがないほど高性能となります。

バスドラム、スネア、シンバルなどのドラムセットの音や、人間の話し声などは拾う音の高さがほとんど決まっています。
そのため、その部分の周波数だけ拾えるよう構造上コストカットされたマイクを使うことが多いです。

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周波数幅が広いとあらゆる対象に対応できます。
しかし、本来必要ない音域の雑音まで拾うこともあるので注意が必要です。

有名機や親切なメーカーだと、周波数特性のグラフが公開されています。
楽譜上では単音でも、実際の楽器の音色は複雑な周波数成分で構成されているので、録りたい楽器の音の周波数を調べたり、スペクトラムアナライザで確認し、不足のないものを選びましょう。

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・いろんな形のマイク

マイクスタンドに備えられた片手にフィットするマイクが一般的なイメージかと思われますが、マイクにもいろんな種類があります。

・クリップ型

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芸能人が服につけていたり、楽器の脇につけて音を録ったりするタイプ。

・グースネック型

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放送室にあったり講演用などに使われたりするマイク、首がぐにゃぐにゃ曲がったりする。

・ヘッドセット型

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ヘッドホンと一体になっているタイプ、歌の収録というより通話用。

・ショットガン型

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テレビの取材などでよく見かける長細いもの、超指向性で取材用。

他にもUSBポートから直接繋げる卓上コンデンサマイクや、モバイル機器に内蔵されている小型のものもマイクと言えます。

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