リズムに一工夫 その2

・トムトムについて

ドラムセットの一部としてはタムと呼ばれます。
低音ですがバスドラムよりは高く、音の高さにより複数用意されています(通常は3種)

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出番としては、小節の最後付近に高い音から低い音に移動する形で使われることが一番多いと思います。

トムトムが鳴っている間はバスドラムは休んでいることが多く、たまに小節の頭から主役級として鳴っていたり、レアですが低い音から高い音にかけあがるパターンもあります。

音の中心とその存在感の強さから、「高低差のあるバスドラム」として考えると使いやすいと思います。
感性が合う人はトムトムだけでリズムを作ることもできるでしょう。

癖の強い音ですが、バスドラムとスネアの基本がメインの人でもアクセントとして取り入れると面白くなります。

・他の民族系の打楽器について

使っている音源によりますが、どのジャンルで使われているのかわからないような打楽器が収録されていることがあります。
これもリズムに使えますが、音の捉え方を知っておくと初見のものでもすぐ取り入れることができます。

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バスドラムとスネアの使い方をそのまま応用で考えてみましょう。
比べるとバスドラムは低く、スネアは高い音です。その高低と拍子の並べ方によってリズム感が成立してます。

なので、同一の楽器でも奏法によって音の高さが違うような場合、同じように「拍子の始めに低い音」「拍子の最後に高い音」を並べると、リズム感の大部分は成立してしまいます。

民族系の楽曲はリズム感を押し出したものも多いので、実際の曲を聴いてパターンをコピーするのも効果的でしょう。

名前がわかっても楽器自体の情報がほぼ出てこないこともありますが、「相対的な高低によって使い分ける」ことを忘れずにいると、自己流に落とし込むのにも苦労はしないはずです。

・ループ、MIDIサンプルなどの活用

有料音源でなくとも、ある程度のドラムパターンがフリーで配られていることは多いです。
トラックメイク用に生音で収録されたループ用ドラムや、打ち込みにそのまま流用できるMIDIサンプルなどもあります。

自分でいきなり全てを考えるのは疲れます。
流用しながら構造を学ぶと負担は軽いですし、出来が元々いいのでやる気も持続させやすいでしょう。

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