リズムを作ろう その3
・噪音系、一般的なバンドのドラムセット
ポップスやロック、ジャズやEDMの要素を少し取り入れたものなど広く使われている標準的なセットです。
初期ドラムセットとして搭載されていることが多く、アコースティックで近くで鳴る音色が中心です。
拍子が偶数のものなら、バスドラムは奇数拍(表拍)、スネアは偶数拍(裏拍)に打つと安定します。
基本的に同時には鳴らしません。
拍子が奇数の場合は、どこかで数を調整し(大抵バスドラム分か休符を増やす)、小節の最後の拍にスネアがくるようにすると安定します。
ハイハットは表拍、裏拍を考えると上手く使えるようになります。
ピアノロールだと位置がわかりやすいので、やりたい曲調に合わせて柔軟に捉えましょう。
シンバルは種類によって用途が決まってくるので、それぞれの名前と音をしっかり覚えましょう。
・機械的な調整でも成り立つシンセドラム
こちらも様々なジャンルで使われている定番な音ですが、扱い方が少し異なります。
一般的なドラムとは違い、バスドラムとスネアを奇数拍、偶数拍でそこまで厳密に分けなくてもよく、同時に鳴らしても違和感がありません。
特にバスドラムを4分で並べたものは「4つ打ち」として有名で、テクノなどで楽曲が多いです。
アコースティックな音色はベロシティ(弾く速さ、発音の強さ)を調整しないと抑揚が出ませんが、シンセドラムの音は調整しなくてもそのまま「機械的な音」として味になったりします。
・音が柔らかく、固定化されないオーケストラの打楽器
オーケストラにもバスドラム、スネアが使われますが、一般的なドラムとは違い拍の奇数偶数は大きく制限されず、同時発音もよく使われます。
パターンも流動的で、細かい変化を多用しても様になります。
通常噪音でも低音と高音で役割が決まり、使用するタイミングがかなり限定されるものですが、オーケストラの楽器はその点がやや特殊と言えます。
他の楽器や曲の展開との兼ね合いを考え、繊細な調整を加えることが多くなるでしょう。
ロール奏法はなくても作り出すことができますが、各種シンバルの音色数などは音源のグレードによって決まってきます。
以上の事を参考に、16小節程度できたら音程のある低音系を加えてみましょう。
(管理人へのご連絡は不要です)