更なるリズムテクニック その1

飽きがこないセンスを感じさせるリズムにするためには、シンコペーションや音色の交代、組み合わせを考える必要があります。

・シンコペーション

音楽要素の記事で強拍と弱拍を説明しましたが、リズムの工夫にこれをずらすシンコペーションというものがあります。
メロディーやハーモニーから入るとややつかみにくい技術ですので、ドラムを使ったものを実際に聴いてみましょう。

主にジャズやロックで多く見られるテクニックで、他のジャンルでも当たり前のように使用されています。
全ての楽器に適応されている曲はわかりやすいですが、一部のパーカッションやベースだけにしていて意識しないとわからないようなものもあります。

鍵盤を弾いて面白いと感じる刻み方を探すのももちろんですが、ピアノロールの視覚的な分析を元に作ることもできます。

安定したリズムを作った後に挑戦するには多少勇気がいりますが、別途保存ややり直しがいくらでもできるので、斬新なリズム構築にぜひ挑戦してみてください。

・変拍子について

一般的には先に解説した単純拍子の足し算になっている混合拍子、また分けられない純粋な奇数拍子のことを言います。
また、曲の展開により拍子自体が頻繁に変わるものも変拍子と呼ばれます。

理解しやすい、作曲しやすい、様々な理由があると思いますが、3拍子と4拍子の曲は非常に多いです。

自身の曲に他の曲と似すぎている、同じような曲ばかりといった印象が出てきたら、使う楽器やジャンルを変える他に、変拍子に手をつけてみるのも良い方法です。

compose_rhythm19

拍子の変更は、トラックリストの上部右クリックからアクセスできることが多いです。
クオンタイズをONにしておくと正確に操作しやすいでしょう。

Cubaseのようにテンポトラックという形で別途管理する場合もあります。
BPMと拍子の変更方法は各DAWの説明書をよく読んで、いつでも行えるように方法を把握しておきましょう。

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