ハーモニーを作った後
ハーモニーを作った後の、メロディー、リズムの作成工程を軽く解説します。
・メロディーをつけていく場合
直感的にやりやすいのはこちらだと思います。
和音の構成音、和声音を中心に単音の流れを作っていくパターンが最も多いでしょう。
各小節のコードを確認しながら鍵盤を弾くと見つかりやすいと思います。
ハーモニーが頻繁に変化する場合はあまり必要ないかもしれませんが、和声音ではない非和声音を少し取り入れるとメロディーに動きが生まれます。
いきなり同時にこなそうとするのではなく、和声音だけでメロディーを一旦作ってしまい、後から修正しながら取り入れるとやりやすいと思います。
ハーモニー、コード進行を先に決めてしまい、そこにメロディーをつけるというのは、理論に基づいた本格的な勉強の練習でもよくされていることです。
この2つの要素ははっきり分けたり混ざらせたり、1つの音が違うだけで良さの異なる奥の深い世界なので、やり方を固定化せずに楽しんで頂きたいです。
メロディーの詳しい作り方、工夫については「作曲、メロディーから編」を参照してください。
・リズムをつけていく場合
難度が高いわけではありませんが、方向性としてはややマイノリティ側かもしれません。
メロディーをつけないままにすると、アンビエンスと呼ばれるようなものになります。
ベースのような音程をもつ低音パートを作る場合は、メロディーと同じように和声音を中心に考えることになります。
メロディーは比較的自由度が高いですが、ベースは和声音の一番下の音(ルート)や、周期的なタイミング(ビート)など、ある程度ふまえておく要素があります。
ベースは曲を下から全体にわたって支える役割があるので、一番安定するのはルート音を4、8、16分のいずれかで弾き続けることです。
これを基礎に、要所に変化を加えてあげるだけでもそれなりのものになります。
もう一つ、ドラムなどの音程をもたないパーカッション系があります。
主要な低い音と高い音は、表拍裏拍で分けて置くのが一般的です。
具体的には、バスドラムは奇数拍に、スネアは偶数拍といったことです。
独特のドラムパターンというものは実はそれほど多くなく、これからの派生や、曲の展開に合わせて変形したものが大半です。
リズムの作り方、音の詳細については「作曲、リズムから編」を参照してください。
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