長く楽しむために その4
・行き詰った、その時には
作業時間を確保して取り組んだら、精神的に疲れることもあります。
何事も慣れないうちの作業はそうですから、そんな時はがっつり気持ちを切り替えて、自身を労わってあげることが大切です。
音楽の作成にのめりこんだ後に音楽を聴いても、脳が「音楽を分析する状態」になってしまっているので、疲れは取れません。
動画、写真、漫画といった視覚が主になる娯楽は気分転換に有効です。
また、作業中はほぼ座りっぱなしで血流が悪くなっているので、軽い運動などもオススメです。
行き詰まりを感じたら、耳の神経を使うことから思い切って離れてみましょう。
お風呂に入って聴き返して見ると全然違って聴こえる、なんてのは経験者が多いと思います。
そうした「リフレッシュされた頭が改めて聴いた時に感じた印象」は重要です。
没頭しすぎると客観視が難しくなるため、気持ちの切り替えが済んだ直後の感想は逃さないようにしましょう。
次の展開が思いつかないという場合は、今手掛けている曲と全く違うジャンルの曲を聴いてみるというのも手です。
思いもよらないところに、使えるアクセントやヒントが転がっています。
・聴いてもらおう
苦労してやっとこさできた1曲、誰かに聴いてもらいたいけど恥ずかしい、批判が怖い。
こういった方々はかなり多いかと思います。
ネット上では無責任で相手のことを鑑みない意見が飛び交うことも事実ですし、逆に人が集まりすぎていると、埋もれてしまって相手にされないこともあります。
身近に披露できる相手がいれば、それに越したことはありません。
ただ、これは相手もなかなか感想を言いにくい状況でもあります。
納得いくようになるまで自分の中だけで楽しむのもいいですが、何か曲に対する反応が欲しいなら、公開場所は事前にリサーチして慎重に選びましょう。
公開する際は「自分が苦労したか否かは作品の評価とは別」ということを心の隅に刻み、多少の覚悟をしておきましょう。
創作、芸術という分野は良くも悪くもそういった評価がなされる場でもあります。
一度評価の場にもちこめば、浅薄な知ったかではなく、本当に思いやりをもって評価してくれている人のこともわかるようになります。
そういった方々と交流をもてるようになれば、DTMの楽しさは更に拡がるはずです。
(管理人へのご連絡は不要です)