オーケストラの主な楽器 その1

筆者の主観が強く、きちんと勉強された方には怒られそうですが、オーケストラで使う楽器を解説していきます。

・オーケストラについて

主にヴァイオリンやトランペットなどの管弦楽器と、ティンパニなどの古典的な打楽器を中心とした曲の事を指します。
性質上、クラシック音楽が取り扱われることが多いです。

歴史を遡ると、奏者50名を超えるホールの大演奏などは後からのものです。
多くの奏者を用意できない時代背景もあり、二~十重奏の室内楽の構成が先に出ています。

よって、同じ数のトラック数で作るシンプルな曲も立派なオーケストラと言えます。

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DTMにおいて、人数問題はPCの性能さえあればクリアしやすいのですが、使う楽器の詳細な種類については音源のグレードに依存するところがあります

たとえば、トロンボーンは管楽器では中程度の音域を担いますが、このトロンボーン自体にテナー(高い)、アルト(真ん中)、バス(低い)と種類があり、それを活用した協奏曲などがあります。

このような細分化された音色は、専用に開発された音源でなければなかなか手に入りません。

なので、ここではそういった使う人が限定されてしまう音ではなく、付属音源等で手に入れやすい主要な音を軸に説明していきます。

・弦楽器

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの4つがメインとなります。
作曲の都合上別扱いになっていることが多いですが、ハープも弦楽器です。

ヴァイオリンとヴィオラの大きな違いは大きさによる音域で、弾き方は変わらず本来の音色もかなり近いため、同じ曲で持ち替えられることがあります。

わずかながら、ヴィオラのほうが低音を多く含んだこもったような音なので、ヴァイオリンを高音の主役に、ヴィオラを中音の伴奏にという形が一般的になっています。

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チェロは低音を奏でるのが主な役割ですが、出せる高音がヴァイオリン、ヴィオラとまた違ったキャラクターになるので、意図的に使われることがあります。
早い刻みが苦手という見方もあるものの、他の弦楽器では担いづらい音域を受け持つため、取り入れられることも珍しくありません。

コントラバスはダブルベースと表記されていることがあります、そのサイズを活かした最も低く響く音が特徴です。
チェロと違い、高音や早い刻みは明らかに苦手なので、下から支える役割を意識しましょう。

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