ジャズの主な楽器 その2

・トランペット、トロンボーン

ジャズでよく使われる金管楽器はこの2種類です。
トランペットは乾いた高音での自由な演奏、トロンボーンは種類に応じた音域を担当する楽器として使われることが多いです。

強弱表現の繊細さ、音程変化の自在さはジャズにおいても存分に活かされます。
チューバとホルンは音が重くなりやすいので、採用されるケースは少ないです。

・クラリネット

木管楽器はクラシックの雰囲気を伴いがちで、サックスもあるためあまり使われませんが、クラリネットは種類も多く、ジャズでもよく使い分けられています。
主役を張ることは少ないものの、足りないところを埋めてくれる存在でもあります。

・コントラバス、チェロ

コントラバスはダブルベースとも呼ばれ、小編成の演奏で低音担当としてよく見られます。
ウッドベースと呼ばれることもありますが、これは日本でしか通用しないので注意しましょう。

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チェロも使われることがありますが、それほど多くはありません。
ヴァイオリン、ヴィオラにおいては華美な音や品が目立ちすぎるため、飛び道具的な位置に留まります。

・エレキギター、エレキベース

歴史的に見ると途中参加の楽器ですが、アンプのざらつき加減だけを利用したクリーントーンの音もよく使われています。
ジャズの空気に合うかどうか、調整して様子を見る必要があります。

・ドラム

拍子が一定しないソロ演奏なども多い、前に出やすい楽器です。

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タムタムを使い分けたり、強めに張ったスネアを多用する激しい演奏は耳にすることが多いと思います。
スネアにブラシを当てて出す「サー」という音を周期的に出し続け、リズム感を作る手法もよく使われます。

・オルガン

ハモンドオルガンの中でもドローバーと呼ばれる、倍音を調整できるものがよく使われます。
パーカッション、コーラス、ビブラート、ロータリーなど、ジャズの曲調に馴染ませやすい調整のできるものが欲しいところです。

・シロフォン、ビブラフォン

大抵はアクセント程度に入れられる楽器ですが、それぞれ代用しにくい音なのでやりたい表現によっては必須となります。
採用時はリバーブの調整に気を配ることになります。

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