ロックの主な楽器

筆者の主観多めながら、ロックに使われる楽器をまとめてみます。
編曲の参考にどうぞ。

・ロックについて

派生ジャンルが非常に多く、現在では一概に語るのが困難な広い定義になっていますが、重低音や歪んだ高音などに特徴があり、若者の内面を中心とした複雑で苛烈な表現が用いられる傾向にあります。

4拍子のものが大半で、恋愛のテーマが多いものの、反体制的な主張、社会風刺のようなカウンターカルチャー、サブカルチャーの役割を担うことも多いです。

他のジャンルに比べ、ライブパフォーマンスなどで臨場感、一体感、演奏技能を重視する傾向もあります。

元々、他の界隈からの要素の継承と脱却に根差して発展してきたジャンルなので、流動性が高いです。
規範的な教育を必要としない楽器演奏も多いため、門戸は広いと言えます。

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・使われる主な楽器

○エレキギター、エレキベース

ロックの代名詞とも言える楽器です。
音色の作りこみ、演奏の技巧によって曲の評価が大きく変わります。

付属音源、フリー音源共に入手はそれほど難しくないですが、良い音を作りこめるものは相応の価格になるケースが多いです。
奏法も多く、全てを準備して再現するのは困難です。
ギターやベースは弾いてしまったほうがいいと言われる理由がここにあります。

使う際にはアンプシミュレータ、キャビネットのエフェクトなどにも気を配る必要があります。
最初からそれも含め音が作られている音源もありますが、そこからの加工は厳しいものになるので注意しましょう。

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○パワーのあるドラム

力強い音を響かせるドラムもロックになくてはならない存在です。
音源ではロックセットという形で用意されていることがほとんどです。

まずはセットで使うのが楽ですが、バスドラムやスネアを個別で加工することも多いです。
元の音を調整できる音源は少ないので、できる範囲で数を収集できると作曲時の選択肢が増えると思います。

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○キーボード、オルガン

そう主役にはならない、全体を補強する縁の下の力持ちです。

ギター、ベース、ドラムの音は役割が大きく変わらないので、キーボードは持ち前の多彩な音で曲の雰囲気、展開を決定づけることがあります。
オルガンはドローバーやパーカッシブと名前がついているものが多く使われています。

DTMでは音色を多く取り入れることができますが、演奏の便宜上、使用数を少なくまとめられることもあります。

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