編曲、曲構成について

・編曲面

構成する楽器、前に出る楽器が大体決まっているので、激しさ、力強さ、明快さを重視すると雰囲気のある曲が作れます。

エレキギターのアンプにはリード系、クランチ系、コーラス系などがありますので、用途に応じて使い分けます。
オーバードライブやディストーションなどの歪み系を強く挟む場合は、音が横に広がるので和音数を少なくしましょう

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Bass、Mid、Trebleは低音、中音、高音とみなして調整すればOKです。
しかし、エレキギターの音の作りこみはこれだけでは足りないことがほとんどです。

音色そのものを更に良くするために、イコライザ、エキサイター、エンハンサー。
音量を確保、またパリッとした音にするために、リミッター、コンプレッサー。

バッキングならステージ全体に響くような音にするためにオートパン、ステレオ化、ダブリングといったエフェクトを挟んだりします。

シミュレータによって度合いも変わります、エレキギターを使うならエフェクトの重ねがけを躊躇してはいけません

エレキギターほどではありませんが、エレキベースもアンプがあり、音色作りこみ系の楽器と言えます。
どちらもフレーズ自体は単純なものが多かったりするので、それを活かせる音色を掴みたいところです。

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ドラムについて。

バスドラムやスネアはボルトとグリスの絞めや消耗具合、皮の材質、音を拾うマイクによって音色が変わります。
ただ、これらを細かに再現できる音源は少ないので、楽器個別にトラックを作成し、エフェクト調整するのがDTMでは現実的な方法です。

フィルターやイコライザを使うと、音のキャラクターをかなり変えることができます。
ダイナミクス系のリミッター、コンプレッサーを合わせると更に個性を確立できます。

バラバラになった音をまとめる時は、パンを調整した上で同じリバーブを最後に使うと上手くいきます。

 ・曲構成

音色の派手さこそあるものの、構成としてはポップスと似ており、イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ前→サビのような汎用的なものが多いです。

メロ部分、サビ部分の取り扱いはそれほど特徴的なものがなかったりしますが、何らかの楽器のソロシーンを挟むのはロックの味になっています。
弾けるようなフレーズや個性的な間奏を目指してみましょう。

イントロ、サビのフレーズやコード進行の一部を切り取って繰り返す手法も効果的です。

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